不妊治療にエクオール

不妊治療にエクオール

皆さんはエクオールという物質を知っていますか?このエクオールが不妊の改善に効果があると言われ、注目を集めています。日本では今、不妊に悩むカップルが急速に増えていますが、女性の社会進出による晩婚化や、生活習慣の乱れなどが原因で、生殖機能が低下してしまっていると言われています。

 

仕事や人間関係から受けるストレスは、ホルモンバランスを乱し、不妊を引き起こすとも考えられています。不妊治療にはいろんな方法がありますが、エクオールはどのように用いられ、不妊に効果があるのでしょうか?端的に言うと、エクオールは女性ホルモンと似た働きがあるので、妊娠しやすい体づくりに女性たちを導いてくれます。

 

女性ホルモンが正常に分泌されていることが妊娠を成立させるためには大切です。女性ホルモンを構成するエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンと、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンには、月経のリズムを整えたり、子宮内膜を準備する、つまり生殖に関わる働きがあるためです。

 

女性ホルモンの分泌量がもし少ない場合、月経周期が狂ってしまって排卵が起きなかったり、子宮内膜が厚くならずに受精卵が着床できないなどの事象が多くなり、妊娠しづらい体質になってしまうと言われています。

 

ですから、そんな女性ホルモンを助けるエクオールがここで役立つわけです。エクオールは、イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という物質が腸内細菌によって代謝され、変換されたもので、このエクオールが不足したエストロゲンの代わりにエストロゲン受容体へとはまり込み、エストロゲンと似た働きで妊娠しやすい体づくりをサポートするのです。

 

こうしたエクオールの持つ妊娠力に産婦人科医たちも注目していて、院内でエクオールのサプリメントを販売したり、ソイチェックを行いながら不妊治療の一環として役立てられるようになっています。

 

ソイチェックというのは、体内でエクオールが作れるかどうかを判定するための尿検査です。実はエクオールは体内でも作れるので、作れる体質であれば体内で作用した後、尿の中に排出されるようになっています。ですから、その値を調べれば患者さんの腸内にエクオール産生菌があるかどうか、検査さえできれば判明するのです。

 

もしも、検査結果、作られていなかったり、その量が乏しい場合はエクオールのサプリメントを取るなどして補給していきます。ことで解決できます。女性ホルモンは女性らしい体を作り、美容や健康を維持する働きがあることで有名ですが、女性にしかない機能、生殖機能を高めて妊娠しやすい体質にする役目も担っています。

 

この大事な女性ホルモンが齢を重ねて分泌量が減少したとき、エクオールがそれを補ってくれますので、これを是非多く作り出すようにしましょう。これは腸内にエクオール産生菌があれば大豆製品を取ることで自然に増やせるようですが、産生菌がない場合はサプリメントを利用すればよく、不妊治療の一環として利用されています。