不妊治療の休み方 

不妊治療の休み方 

不妊治療は長期戦になりがちなため、女性の心身に負担となることも少なくありません。こういう時には、無理に続けずに一休みすることも大切です。しかし、休むと続けてきた努力が無駄になりそうで、なかなか休むことに抵抗がある人も多いようです。それでは、いつ、どのようにして、どれくらい休めばいいのでしょうか。

 

今回は、不妊治療の休み方について一緒に考えてみましょう。不妊治療は、どうしても肉体的・精神的、また経済的にもに負担を感じることが少なくありません。たとえば、注射の痛みや内診時の心理的負担であったり、何よりも生理が来る来ないを待つ緊張感、そして生理がきた時の絶望感は男性にはなかなかわからないそうです。

 

約1ヶ月周期で、女性はこのような負担にさらされ続けます。それが何ヶ月も続くのですから、疲れを感じるのは当然といっても良いでしょう。精神面だけが負担なのではなく、排卵誘発剤などを使えば卵巣に過剰な負担がかかりますし、ストレスによってホルモンバランスが乱れたり、身体的にも影響が出て、加えて心身のいたるところに影響が出ることも少なくありません。

 

これを我慢して不妊治療を続けたとしても、心も体も疲れ果ててしまい、生まれるべき赤ちゃんにも母体の疲労やストレスは伝わってしまいます。ですから、前向きになる材料が浮かばないくらいに辛いと感じたら、治療を休むことも必要な時期にさしかかっているサインと考え、素直に休む方が良いでしょう。不妊治療を休むことには、メリットもちゃんとあります。

 

何よりも、治療のストレスから解放されるので精神的に非常に楽になります。体調に関わらず生理周期に合わせて通院したり、痛い注射を毎日打ったりするストレスから解放されて、自分の好きにできるのですから、どれほど気楽でしょうか。衣食住の全てにわたって、束縛から解き放たれるので、人生ってこんなに楽しかったんだと思わず考えてしまうほどです。

 

大事な不妊治療だからこそ多くのことを我慢していたのですが、それを思い切って放棄すると精神的なストレスが発散できます。肉体的にも、排卵誘発剤やホルモン剤を体に入れない期間ができるとずっと負担も減り、生理痛が軽減したり、自然に排卵が起こったりする場合もあります。

 

不妊治療を我慢しているつもりがない人でも、いざ休んでみるとどれほど心身にストレスになっていたかを実感するといいます。少しでも「不妊治療」を頭の片隅から追いだそうと必死になって自由に暮らすようになるそうです。このように好きなことをして過ごして充電ができると、不思議なことにあれほど嫌だった不妊治療をまた頑張ろうという気持ちも湧いてくるのです。

 

また、「不妊治療をお休みしたら自然妊娠した」というケースも多いです。こう聞くと、不妊治療って何だったの?と思ってしまいますよね。でも、実際にこういう人は少なくありません。不妊治療によって抱えていたストレスがなくなって、リラックスして過ごせたことで、体が妊娠できる仕組みを自分で整え出したのです。

 

逆に言えば、不妊治療が女性にとって負担にもなる諸刃の剣だということですね。体外受精を数回しても妊娠しなかったのに、治療をお休みしている時に妊娠することができてしまったという人もいます。その人は予期していなかったので、慌てて病院へかけこんだそうです。嬉しい誤算ですが、確かにこういうケースもあるのです。

 

大事なことは、治療を頑張る期間と、お休みしてリラックスする期間にメリハリをつけるということなのだと思います。不妊治療は妊娠するまで続けないといけないという考えにとらわれず、無理なく、疲れたと思ったらいつでも休もうというくらいの気持ちで良いのです。そう考えれば不妊治療もそこまで負担にはならないだろうと思います。